2008年05月06日

近視とレーシック

目を手術して近視を矯正する、という考えはわりと古くからあったようです。始まりは1950年代、順天堂大学の佐藤教授が角膜を切開する手術を、視力の回復のために行いました。ただしこれは高度な技術を要する手術で、しかも副作用が出たため、次第に手術は行われなくなりました。

1950年代の佐藤教授の手術以来、鳴りを潜めていた近視矯正手術ですが、1973年に旧ソ連のフィヨドロフ医師による角膜切開手術が注目を集めました。フィヨドロフ医師は「近視矯正手術の父」と呼ばれ、後の近視矯正治療、手術に大きな影響を与えました。

メスによる近視矯正手術(PK手術)は痛みや合併症があり、普及度は今一つ。そこでレーザーを使った治療法(PRK手術)が登場しました。角膜の一番上にある保護層を除去してレーザーを当てるのですが、やはりこれも痛みや副作用が出てしまい、普及はしませんでした。

現在、近視矯正手術の最もポピュラーな方法となっているレーシックは、保護層を取り除くのではなく、一時的にめくって元に戻す方法を取っています。このため痛みは全くなく、合併症や副作用もありません。レーシックの登場で近視矯正手術は一般に広まっていきました。
posted by 視力ちゃん at 00:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする